災害拠点病院の耐震化率、62・4%にとどまる(産経新聞)

 厚生労働省は5日、全国約8600病院のうち、国の耐震基準を満たしているのは56・2%にとどまっているとの調査結果を公表した。災害時に地域医療の中核を担う災害拠点病院と救急救命センターでも62・4%にとどまっていた。災害拠点病院などについては、来年度までに耐震化率を71・5%とする目標を定めている。

 調査は厚労省が昨年1月から8月にかけて実施。8611病院(災害拠点病院など598病院を含む)から回答が得られた。

 すべての施設で耐震基準を満たしていると答えたのは4837病院(56・2%)。そのうち災害拠点病院などは373病院で耐震化率は62・4%だった。

 また、震度6強の地震で倒壊・崩壊の危険性が高い病院の数も初めて調査。164病院が該当し、災害拠点病院なども36病院含まれていた。耐震診断すら行われていない病院も1081病院(12・6%)あった。耐震基準を満たせば、震度6強の地震でも倒壊の危険性が低いとされている。

 厚労省によると、耐震化が進まない背景には、病院が24時間体制であることで工事が進めにくいことや、入院患者の移動に時間やコストがかかることなどが挙げられるという。

 厚労省は今年度1次補正予算で、災害拠点病院などの耐震整備を補助するための基金1222億円を計上しており、長妻昭厚労相は「なぜ、耐震化ができていないか実態調査を速やかに行い、あらゆる手段をつかい目標を達成させたい」としている。

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